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日米高校生サミット in 陸前高田2012

2012年8月21日 カテゴリー:活動記録

日時: 平成24年7月15日(日))場所: 陸前高田市役所 大会議場
主催:NPO法人陸前高田市支援連絡協議会AidTAKATA 
 
 このサミットに参加した高田、大船渡両高校の生徒は、国際交流基金による招へい事業で訪れたアメリカ人高校生に対し、英語で自らの意見を伝えながら議論。言葉の壁を乗り越えながら復興への思いを通わせ、継続的な交流を誓い合った。
 国際交流基金による「米国JET(外国人指導助手)記念高校生招へい事業」は、東日本大震災で犠牲となった2人のJETの業績をたたえ、将来日米の懸け橋となる若者を育成しようと、日本文化などを学ぶアメリカ人高校生32人を招待。
今月11日から25日(水)までの15日間、国際交流基金関西国際センター(大阪府)での日本語研修を軸とした日程が組まれている。
 犠牲となったJETの一人、アラスカ州出身のモンゴメリー・ディクソンさんは、陸前高田市内で指導。
子どもたちだけでなく、氷上太鼓を学ぶなど、地域住民らとも深い交流があった。
陸前高田の来訪日程に合わせ、AidTAKATAは、来日高校生に住民との交流を通じた愛着を持たせるとともに、気仙の高校生にも海外とのつながりを体感してもらおうと企画した。
 高田高校生15人、大船渡高校生11人の計26人が参加。
代表生徒によるスピーチに続き、7、8人ずつに分かれて「将来のために一緒にやれることは何だろう~国境を越えた絆の価値~」をテーマとした討議が行われた。
 気仙の高校生は英語で、アメリカ人高校生は日本語を織り交ぜながら意見交換。前半は緊張気味の様子が目立ったが、後半は笑い声も響き渡った。
 グループごとに模造紙に意見をまとめ、英語と日本語で討論内容を報告。
「絆を強めるために日米の文化交流促進が重要」といった提言のほか、インターネットを活用したコミュニケーションの重要性を挙げるグループが多かった。
 大船渡高校3年の新沼円さんは、震災当日は沿岸部で勤務していた両親の安否を心配したことや、休校中に参加した支援物資の仕分け活動などを英語で伝えた。
「通じ合うことができましたが、もっと英語を勉強しようと思いました」と、笑顔を見せた。
 自宅が被災した高田高校3年の佐々木沙耶さんも「アメリカ人高校生から、情報を共有したい思いを強く感じたので、私たちも積極的に発信しなければと思いました。自分の経験をこれからも伝えていきたいです」と語り、今後の交流継続を誓っていた。
 アメリカ人高校生はサミットに先立ち、市観光物産協会による「観光ガイド・震災語りべ」の案内で市内を視察。被災した市役所庁舎前では、ディクソンさんの震災当日の行動についても説明を受け、涙ぐむ姿も見られた。
 テキサス州サンアントニオ市から訪れたコナー・ビールさんは「陸前高田の人々は元気で強い精神力を持っている。
アメリカでは原発事故による放射能の影響に関心が高いが、がれき処理や住宅再建の重要性を伝えたい」と話していた。
 AidTAKATAの村上代表は「両国の高校生が打ち解け合い、非常に良い雰囲気だった。陸前高田、大船渡を発展させるには、グローバルな視野を持つことが重要。将来を支える人材が育ってくれれば」とし、来年以降の開催にも意欲を見せていた。
                                                                   (東海新報社引用)